グローバル人材教育・国際学術交流

グローバル人材教育・国際学術交流

岡山大学は、平成26年度文部科学省の「スーパーグローバル大学創成支援(Top Global University Project)」に採択されました。我が国のグローバル化を牽引する大学として人材育成に積極的に取り組んでいます。

具体的には、下記の PRIMEプログラム を軸に、人材教育を推進しています。

  1. グローバルに通用するリベラル・アーツ教育と語学力の強化
  2. グローバルな現場で通用する実践知教育 (地域・企業・国際社会で現場を実際に体験しながら、課題を解決して適切な判断をくだす能力の修得)
  3. 国際社会に繋がる橋渡し専門教育

経済学部でも、全学の取り組みと連携して、このPRIMEプログラムを推進しています。経済学部生は、次のプログラムを通じて、英語コミュニケーション能力を鍛え、グローバルな現場で通用する実践力を身につけることができます。


相互派遣・交換留学

2019年度 経済学部海外研修プログラム一覧

経済学部生対象:ECBO (Economics Cross-border Studies)

 → 2019年度ECBO合同報告会チラシ
 → 2019年度ECBO合同報告会および説明会について
 → 経済学部第2回ECBO合同報告会および説明会が開催されました
 → 第2回ECBO合同報告会の学生報告集

経済学部の海外特別演習制度

経済学部には、海外特別演習という制度があります。これは、個別の学生ごとに海外で学ぶプログラムを作成し、それに沿って海外で活動をする授業です。担当の教員より、事前指導、事後指導を受けながら学ぶ、実践的な教育プログラムです。これまで、世界ユースサミットへの参加、海外研究者への聞き取り調査など、様々なプログラムを通じて学生が海外で学んでいます。

独自の英語教育

グローバル人材育成特別コース

岡山大学に入学し、グローバル人材育成特別コースの履修を希望した学生の中から、一定の英語力、書類審査等により選抜します。 選ばれた学生は、入学した学部に所属しながら、コースのカリキュラムに則して英語力養成、海外研修・留学などのプログラムを履修し、グローバルリーダーシップを育むことができます。

資格は、原則として2年以内にTOEIC500点以上のスコア(またはTOEFL iBT52点以上、IELTS5.0点以上、英検準1級以上)を取得したことがある者です。入学年の4月に募集が行われ、5月には授業が開始されます。通常は、入学時に全員対象に行われる学内のTOEICのスコアを審査基準にします。このコースを希望する入学生は、前もってTOEICを受験して500点以上のスコアを確保するか、入学直後に入学者全員を対象に行われるTOEIC試験の準備をしっかりしておくと良いでしょう。

経済学部生のモデルケースは、1年生の夏休みに短期語学留学を行い、入学年度の10月に長期留学に応募。2年生の4月か10月から1年間留学するというものです。長期留学は、海外協定校への派遣ですので、学費は岡山大学に引き続き納入するだけで留学先の学費は免除されます。また、生活費は、岡山に下宿している程度が一般的です。1年間留学しても、海外の大学の単位が卒業単位として認定され、留年せずに4年間で卒業できます。

岡山大学グローバル人材育成院のページへ

短期留学プログラム(Exchange Program Okayama: EPOK)

岡山大学には、通称EPOK(イーポック)と呼ばれる、数週間から1年間の交換留学制度があります。短期語学留学は有料ですが、半年または1年の交換留学制度は授業料相互不徴収(岡山大学に通常の授業料を払い続けるのみ)ですので、留年せずに留学できます。

短期プログラムでは、英国・ヨーク大学(英語集中プログラム・8~9月の4週間程度)、豪州・アデレード大学(英語集中プログラム・2~3月/ 8~9月の5週間程度)、カナダ・ヴィクトリア大学(英語集中プログラム・8~9月の4週間程度)、米国・ポートランド州立大学(語学研修、2~3月の4週間程度)、タイ・チュラロンコン大学(英語 タイ・アジアの社会・文化・政治・経済を英語で学ぶ学際的な海外研修・8月の2週間程度)などが人気です。

半年〜1年のプログラムでは、米国13、英国4、ドイツ1、豪州2、タイ3、ベトナム1、中国1、韓国1の協定校に留学するチャンスがあります。このほかにも、学部間協定に基づく様々なプログラムがあります。このプログラムに参加するには、相手校が指定する一定の語学基準等を満たす必要があります。TOEFL iBTで61点以上が最低ライン(語学能力を問わない大学も一部あり)ですので、入学したらTOEICと合わせTOEFLの受験勉強も始めてください。

経済学部生の留学希望者は、通常2年生の春または秋から1年間留学するのが無理のないケースですが、その場合、申し込みは1年生の9月末になりますので、それまでにTOEFLのスコアを上げておくことが必要です。

岡山大学グローバル・パートナーズ EPOKの紹介ページへ

岡山大学グローバル・パートナーズ発行『海外留学のすすめ』

キャンパス・アジア(CAMPUS Asia)プログラム

このプログラムでは、岡山大学とパートナー校の吉林大学(中国)、成均館大学校(韓国)の3校が協力して、次世代の東アジア高度中核人材育成を目指します。すなわち、地域行政、民間組織の指導者、地域療をリードする医療人、3国の協業をリードできる企業中堅幹部候補など、東アジアが共通に抱える様々な分野における課題に向かうリーダーを育てていくことが目的です。

サマースクール、中韓ワークショップ、短期語学研修、長期留学(半年〜1年)など様々なプログラムがあります。参加にあたっては、語学や成績のハードルはありませんが、プログラムの趣旨を理解し、それに沿った努力を惜しまない姿勢が求められます。長期プログラムは、毎年秋に募集があり、留学は2月末出発になります。プログラムから奨学金が支給されます。

岡山大学キャンパス・アジアプログラムのページへ


教員からのメッセージ

経済学部の学生にとっては、主に2つの理由から、英語教育が重要です。

まず、岡山大学経済学部生が就職する主な企業では、グローバル化への対応が必須となっており、英語ができないと就職活動で不利になるばかりか、就職してもグローバルなコニュニケーションがとれず、活動範囲が制限されます。一方で、留学経験を持ち、英語によるコミュニケーション能力が高いと、活躍の場が飛躍的に拡大します。卒業生アンケートでは、学生時代にやっておけばよかったことに「英語」が常にトップに来ます。一朝一夕には身につかない力を、スーパーグローバル大学に採択された岡山大学でぜひ身につけてください。交換留学制度を利用するには、TOEFL iBTで61点以上欲しいところですが、スコアが高ければ高いほどよりレベルの高い大学に留学できる可能性が高まります。早めの準備が必要です。

また、仮に英語を避けて首尾よく就職できたとしても、20代後半に訪れる幹部職試験では、TOEICで一定のスコアを出すことを義務付けている企業が多くあります。英語を避けて通る学生のTOEICのスコアは、入学時が最高で、そのあと確実に低下します。逆に、岡山大学の様々なプログラムに参加した学生は、卒業時には幹部職試験で課せられるスコアのハードルを軽々クリアしています。グローバルに活躍するには、卒業時にTOEICで750−800ポイントは欲しいところです。岡山大学のプログラムを有効活用すれば、必ずそのレベルに到達できます。

英語はコミュニケーションの手段であり、経済学部の教育の到達点ではありません。しかしながら、英語というコミュニケーションツールを身につけ、様々な人種で構成されるチームをまとめられるような能力を身につければ、卒業後に充実した活動の場を手に入れることができます。岡山大学経済学部の卒業生が、日々素晴らしい仲間に囲まれ、仕事を通じ着実に自分自身を成長させ、人々から感謝されながら生きていく姿を思い浮かべながら、私たちもグローバル化プログラムの充実を図っています。

2016年度国際教育委員会委員長、経済学部教授 田口雅弘)


国際学術交流(国際シンポジウム)

・岡山大学

  → 2019年度日中韓国際シンポジウム(岡山大学)
  →「2019年度日中韓国際シンポジウム」を開催

・中央財経大学(中国)

・江原大学校(韓国)


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