学部長メッセージ

岡山大学経済学部の歴史は、1900年(明治33年)に創立された旧制第六高等学校に遡ります。1949年(昭和24年)に新制国立大学である岡山大学の設立時に設置された法文学部から、経済学部は1980年(昭和55年)に独立し、単独の学部として創設されました。

 本学部が立地する津島キャンパスは、岡山駅から北に2キロとアクセスが良く、広々とした敷地にゆったりと建物が配置された、緑豊かで美しいキャンパスです。このような恵まれた環境のなかで、学生たちは伸び伸びとした学生生活を送っています。

 岡山大学経済学部では、経済学、経営学、会計学といった幅広い専門分野を一つの学部で学ぶことができます。研究手法も、理論研究や経済データ分析、歴史研究、ケーススタディなど、多岐にわたります。学生は入学後、入門科目で幅広い専門分野の概要を学び、その後、自分に合った分野やゼミを選択して深く掘り下げて学んでいきます。さらに本学部には、文系から理系まで多様な背景を持つ学生と教員が集まり、互いに良い刺激を与え合っています。

 専門教育が充実しているだけでなく、本学部では産学官連携の授業も多数用意されています。たとえば、企業経営者から経営理念やビジネスの現場で得られた生きた知識を学べる授業があります。さらに企業及び工学部と協働した探究型授業も実施しています。また公務員を目指す学生も多く、県庁や市役所、財務局などの官公庁の第一線で活躍されている幹部職員が政策の動向や今後解決すべき課題を解説して頂ける授業もあります。これらの授業により、学生たちは実践的な知識とスキルを身につけることができます。


 在学生の多くは海外留学に強い関心を持っており、本学部ではグローバル人材を育成するために、海外派遣・留学プログラム(ECBO: Economics Cross-Border studies)を実施しています。これにより、学生の国際的な視野を広げ、将来の留学への意欲を涵養してます。岡山大学では、持続可能な開発目標(SDGs)に関連する授業を多数提供しています。また、SDGsアンバサダーとして積極的に活動する学生も多くいます。


みなさんも、この恵まれた環境で素晴らしい仲間たちと一緒に学びましょう。

経済学部長 村井 浄信