日高ゼミの学生による企画案を掲載した旅行商品が、「鉄旅オブザイヤー2020」にて「DC部門賞」を受賞

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日高ゼミの学生による企画案を掲載した旅行商品が、「鉄旅オブザイヤー2020」にて「DC部門賞」を受賞

 企画性やオリジナリティの高い優れた鉄道利用旅行商品に送られる「鉄旅オブザイヤー2020」の結果発表及び授賞式が421日に開催され、日高優一郎准教授ゼミ(専門:マーケティング論)の学生が2019年度に起案した、倉敷・児島を巡るモデルコース案を掲載した「せとうち広島デスティネーションキャンペーン JRで行く!瀬戸内スペシャル」(株式会社日本旅行)が旅行会社部門のDC(デスティネーションキャンペーン)部門賞を受賞しました。

 「鉄旅オブザイヤー」は、実際に販売・催行された鉄道を利用した国内旅行商品のうち、特に企画性やオリジナリティの高い優れた作品を表彰するもの。10回目となる今回は、201911月~202010月の間に販売・催行された商品を対象とし、同部門で応募のあった全45作品の中から、グランプリに1作品と、同賞を含む各賞に6作品が選ばれました。

 今回の商品を提案したのは2019年度日高ゼミの3年生(当時)の5人で、「ハンドメイドテイスト」に関心のある2030代の女性の3つの共感ポイントを突き止め、倉敷・児島エリアの地域資源の魅力を掘りおこしながら、同エリアでの回遊性ある観光行動を考案。成熟して定番化し、新たな周遊ルートをつくりにくいという当エリアの観光の課題に対し、「ハンドメイド」という顧客の軸に注目しながら、成熟しているからこそ既存資源に新しい見せ方を添えることで、強い顧客満足を創りつつ周遊行動を創出できるとした内容を提案しました。

 本企画案は、株式会社日本旅行の瀬戸内エリアの商品での商品化を念頭に、マーケティングの視点から企画提案を行い、マーケティングを学ぶ学生が商品化を巡って大学間でその良さを競い合う商品企画プロジェクトから生まれたもの。2019年度、上記案が優勝し、2020年度発売されていました。

 審査では、計5項目のうち、非鉄誘因力(周遊ルートの魅力)が特に高く評価されました。また、審査員からは「自由度が高く、お客様にも調べることをお願いしないといければいけませんが、そこを岡山大学とのコラボによるモデルコースを提示することでハードルを下げ、安心感を出しているところに魅力を感じました。地域振興にも役立つモデルコースだと思います」などのコメントを頂きました。

○鉄旅オブザイヤー2020についてはこちらをご覧ください。
https://www.tetsutabi-award.net/2020/index.html

写真1:商品企画プロジェクト 日本旅行本社での最終発表の様子(2020年2月)
写真2:学生による企画案の掲載ページ