福田康稀さん(姫路西高校卒)

「一生懸命に打ち込める何か」を見つける

みなさんは「マンドリン」という楽器をご存じでしょうか?

マンドリンはイタリア発祥の撥弦楽器で、優しく美しい木質の音色が魅力的な楽器です。その計8本の弦が張られた楽器には、ソロ演奏から大合奏に至るまで、多くの可能性が感じられます。反面、取っ掛かり易さをあわせ持つので音楽経験のない人でも始められるのも魅力のひとつです。

私は、岡山大学ギターマンドリンクラブ(略してギタマン)で活動しています。ギタマンはマンドリン系の楽器(マンドリン・マンドラ・マンドロンチェロ)やクラシックギター・コントラバス等のパートからなるマンドリンオーケストラで、現在部員数45名、津島キャンパス文化系クラブ棟2階にて、週2回の合奏を行っています。現部員の大多数が、マンドリン未経験者です。

活動内容は、基本的に毎年12月頃に行う定期演奏を目標に活動しており、他にもOBOGの方と合同で演奏するサマーコンサートや、岡大の音楽系サークルが演奏するミュージックフェス、中国地方の大学(広島大学、鳥取大学など)との合同演奏会、地域の方々からの依頼演奏等を行っています。演奏を通じて他大学や地域の方と交流出来るのは非常に楽しいです。

楽しい事も多いですが、もちろん勉強と部活との両立は簡単ではありません。電車通学によって限られた時間の中でしか練習出来なかった時期には、思い悩んだことも多々ありましたが、部員との交流の楽しさや一度決めたことを最後までやり遂げる達成感を味わっているうちに、いつの間にか、岡大ギタマンのコンサートマスターを任される立場になっていました。

これを見ている経済学部入学希望者には、勉強でも部活でも何でもいいので、学生生活の中で「一生懸命に打ち込める何か」を見つけることをお勧めします。

2012年度入学、浅野ゼミ