尾川裕梨さん(出石高校卒)

みなさん、こんにちは。岡山大学経済学部組織経営コース(浅野ゼミ)二回生の尾川裕梨と申します。出身は兵庫県立出石高等学校です。私の学校生活についてお話したいと思います。

私はもともと経営に興味があり、組織経営コースのある岡山大学経済学部を受験しました。大学では基礎科目から専門科目まで様々な授業を受けることができます。自分のコース科目以外も履修するので、興味や知識の幅が広がりました。また、ゼミ活動では、座学というよりもプレゼンやディベートのように自分が主体となって調査し、発表することがメインです。優秀な同回生や先輩方から日々沢山の刺激をもらっています。

続いて、課外活動についてお話しします。岡山大学には、高校の時には思いつかないような面白い部活動がたくさんあります。私はケイビングクラブという部活動に所属しています。ケイビングという言葉自体、入るまで知らなかったのですが、一言でいうと洞窟探検部です。岡山県は地形に恵まれており、北部のカルスト台地には100以上の洞窟があるといわれています。私たちは一般人では入ることのできない天然の洞窟に入り、調査活動などを行っています。活動では安全性を確保するために先輩や同回生、外部団体との連携が不可欠です。私は活動を通してチームワークや人間関係の大切さを学びました。



また、私はNPO法人ドットジェイピーという団体に所属しています。この団体では、若年投票率の向上を目的として大学生を対象とした議員インターンシップの運営を行っています。私の仕事はプロモーションと言って、メディアに取材のお願いをしたり、行政と連携してイベントを行うことです。単なるサークルとは違ってシビアな面もあり、学業との両立も大変ですが、やりがいもあります。特に私の仕事は外部の協力を得ることなのですが、社会人の方が学生の私の提案を真剣に検討してくださる時や、協力をいただけた時には本当にこの時のために頑張ってよかったと感じます。また、活動を続けるうちに協力してくれる人が増えていくものとてもうれしいです。

また、ドットジェイピーの活動は私の学部での学習と無関係ではありません。例えば組織行動論を勉強しながら、ドットジェイピーの組織構造を使ってレポートを書いたり、マーケティングの授業で「顧客の潜在的なニーズをつかめ」という話を聞いてから、インターンシップの説明会では学生の話を沢山引き出し、学生が何を求めているのかを掴んでからインターンシップの魅力を伝えるようにしています。学校の勉強は社会に出てから必ずしも役に立たないといわれますが、私はそんなことはないと思います。経済学部では会計など実践的な科目も多く、これから社会に出ていくうえで必ず役に立つ知識を得られると思います。

2015年度入学、浅野ゼミ