井上実優さん(International School Frankfurt Rhein-Main卒)

井上実優さん
(International School Frankfurt Rhein-Main卒)

皆さんこんにちは。グローバル・ディスカバリー・プログラム(GDP)四年生、経済学部マッチング・会計学専攻の井上実優です。2021年6月にUSCPA(米国公認会計士)試験に合格をし、春からは監査法人での就職が決まっています。そこで、USCPAの事や大学生活についてお話しさせて頂ければと思います

USCPAを目指したきっかけ

高校は、ドイツ、Frankfurtにあるインターナショナルスクールに通い、英語講師のアルバイト経験もあるため、英語力を活かせる専門的な仕事がしたかった事がきっかけです。両親からも、スキルや自分の強みを身につけるように昔から言われていたので、興味があった簿記に関連している会計士を選びました。世界の共通言語と言われる英語と会計が網羅できる点にも魅力を感じました。

アメリカでの勉強生活

USCPA試験は、AICPA(米国公認会計士協会)によって行われる全米統一の国家試験です。1科目ずつ受験ができ、全てコンピューターで行われています。1科目4時間と長時間なのも特徴です。

両親がアメリカ在住でしたので、半年間休学・渡米をし、その間集中的にUSCPAの勉強・受験に励みました。

短期合格をしたかったので毎日一定以上の勉強時間を確保しました。PDCAサイクルの前段階として Survey(調査)を加え、SPDCAサイクルを意識し、まずは試験や学習方法を徹底的に調査しました。そして、自分に合う学習方法でゴールを見据え、週単位で計画を立て、日毎、週ごとに振り返り、調整をしながら勉強を進めました。

全体像を意識、把握するために、一気に教科書や問題集を一通り勉強して理解を深めるようにしました。どのような問題がでるか、どこで引っ掛けてくるか等も意識しながら効率よく勉強する事を心がけました。

アメリカでの生活は言語・文化・人・食等、沢山の違いが感じられ、有意義で楽しい時間なりました。USCPA試験にも米国滞在中に合格できて良かったです。

大学での講義とゼミについて

日米の会計基準はIFRSとコンバージェンスされているので、日本基準ベースの会計学の知識はUSCPA試験の勉強にも役立つと考えられます。

GDP所属で経済学部のマッチング・トラックを選択し、講義は会計学や経営学の科目を積極的に履修しました。そこでは基礎となる基本的な簿記やビジネスの知識を身につけられたと思います。

ゼミではIFRSに触れた学習や、財務諸表分析という、極めて実務的な学習をさせて頂いたおかげで、より財務諸表に精通し、そこから情報を得る力が培われたと思います。他に会計士を目指している生徒が複数いた事も、刺激になって良かったです。

今後の目標

会計やビジネスに精通し、一人前の社会人と胸を張って言えるようになる事です。机上の勉強だけでなく、それらを今後生かして実務に精通し、様々な基準・案件に対応できる、求められる人材になりたいと思っています。チャンスがあれば海外駐在等にもチャレンジしたいと思います。

高校生へのメッセージ

大学生の4年間は人生の中で非常に貴重な時間になると思います。
サークルにアルバイト、趣味や勉強と、将来社会人になる前の準備として有意義な選択をし、良い時間を過ごして貰えればと思います。全てが自身の経験・糧になると思うので、失敗に恐れず、様々なことに挑戦頂ければ幸いです!
 

USCPAの教材
アメリカ、ジョージア水族館
コロンビア、サンアンドレアス島のカリブ海
コロンビアのビーチ
コロンビア、サンアンドレアス島のカリブ海

2017年10月入学(中川ゼミ)