中垣耀さん(International School Frankfurt Rhein-Main卒)

中垣耀さん
(International School Frankfurt Rhein-Main卒)

自己紹介

こんにちは、グローバル・ディスカバリー・プログラム 4 年生、経済学部(マッチングトラック)で会計学専攻の中垣耀(あきら)です。2022 年 2 月に USCPA(米国公認会計士試験)に全科目合格し、監査法人から内定をいただきました。

USCPA を目指したきっかけ

「グローバル・ディスカバリー・プログラム」と聞いて、一体何を専門とする学部なのか、ピンとこない人が多いと思います。私は、グローバル・ディスカバリー・プログラムの 1 期生だったこともあり、入学当初多くの人から「何を勉強する学部なの?」と聞かれることが多々ありました。そういった経験から、次第に「卒業までに専門性を身につける」ことを目標とするようになりました。

また高校では、ドイツのフランクフルトにあるインターナショナルスクールを卒業したこともあり、英語力が自分の強みだと考えていました。そこで、英語力やグローバルな環境を生き抜くスキルを活かせ、なおかつ専門性が身につく資格として USCPA を選びました。

勉強生活

USCPA はアメリカの国家試験で、FAR・BEC・AUD・REG の 4 科目で構成されています。それぞれ試験時間が 4 時間あり、高い集中力が必要とされる試験です。私は主に図書館で勉強していて、勉強を毎日のルーティーンに組み込んでいました。その日の気分で極端に勉強時間を延ばしたり、短くしたりしないように心がけていました。午前 10 時半から 11 時の間に図書館に行き、そこから午後 7時、遅いときで午後 10 時頃まで勉強をしていました。試験日から逆算して、スケジュール帳に 1 ヶ月ごと、1 週間ごとのTo Do Listを作成し、長期間の勉強を計画的にこなしていました。

受験資格

USCPA 試験は受験要件を満たすのが非常に難しいです。また、アメリカの国家資格であるため、日本の大学に通う受験生は、アメリカの大学の期末試験を受けて単位を余分に取得し、NASBA(全米州政府会計委員会)の審査を受ける必要があります。この審査は学歴審査と呼ばれ、日本の大学で取得した単位数が、アメリカの大学の何単位に相当するかを審査されます。審査機関の繁忙期やホリデーシーズンと重なると、最大で半年かかることもあります。審査が終わらなければ受験日が確定できないため、試験勉強の効率性が落ちる原因となってしまいます。これからUSCPA 試験を受験する方は、とにかく審査に必要な書類を早めに提出し、カバーレターなどを同封すると良いと思います。

試験のストレス

長期の準備期間を要する資格試験では、ストレスやプレッシャーとの向き合い方が非常に重要だと思います。私はジムでトレーニングをするのが趣味なのですが、1 日の勉強を終えた後、そのストレスを発散するかのようにトレーニングに励んでいました。また、キャンプが大好きなので、数ヶ月に 1 回友人や兄弟とキャンプに行っていました。キャンプの予定は、私にとって「あと◯週間頑張ればキャンプに行ける!」というような、勉強へのモチベーションになっていたと思います。

今後の目標

国内外の監査業務やアドバイザリー業務を経験し、最終的には世界で活躍できる会計士になることが目標です。

高校生へのメッセージ

大学は高校よりも自由な分、生徒の主体性が必要です。勉強やサークル、アルバイトや就職活動など、自分から積極的に働きかけることで、とても充実した楽しい大学生活になるはずです!是非理想の自分に近づけるように頑張ってください!

2017年10月入学(中川ゼミ)

 

ベルリンのブランデンブルク門
ベルリンのブランデンブルク門
ゲーテ広場
フランクフルトの中心にあるゲーテ広場
Alte Oper (旧オペラ座)
高校の卒業式を行ったAlte Oper(旧オペラ座)
スペインマラガ島
高校の卒業旅行で行ったスペインのマラガ島