金 志映 ゼミ

金 志映(准教授)

ゼミの内容

本ゼミは、途上国が抱えているさまざまな問題やその原因、改善策などをテーマとし、経済学に関する知見を深めます。開発経済学は、途上国の問題を経済学のツールを用いて分析する学問です。開発経済学で扱われるトピックは、貧困削減、格差、教育、女性差別、児童の労働、失業、低賃金労働、汚職、医療、農業開発や農業金融、水や環境問題、産業集積、貿易と海外直接投資、開発援助、経済協力などと非常に幅広いです

ゼミの活動

3年次の前期はテキストの輪読などを行い、開発経済学に関わる知識や理解を深めます。後期はグループ研究を行い、論文を完成することを目標とします。最後に、各自の卒業研究のテーマを決めます。4年次は卒業研究(または卒業論文)に向けて各自が自由にテーマを決めて、研究に取り組みます

ゼミ生の声

三溝日菜・宮崎綾・山花涼夏(2020年入学)

金ゼミでは、3年生前期に開発経済学や経済論文の書き方についての本を輪読し、3年生後期から統計分析の手法を学びつつグループ研究に取り組みます。グループ研究のテーマは学生自身が決めることができ、グループ研究を通じて得た経験は4年次で行う卒業論文の執筆に役立てることができます。
 金ゼミの良いところは、開発経済学について学ぶことで途上国の抱える問題について理解を深めることができるところです。途上国が発展を遂げるためには何が必要なのか、何を改善することが求められるのかなどを詳しく知ることができます。また、学生の発言の機会が多いため、人前での発言に慣れることができ、プレゼンテーションを通じて資料の作り方や発表の仕方を学ぶこともできます。卒業研究のテーマは開発経済学に限らないため、自分自身の関心のあることを研究できるところも魅力の一つです。

熊谷優太・中尾太郎・中西正紀(2020年入学)

このゼミは担当教員である金先生の雰囲気づくりのおかげで、和気あいあいとしながらも専門分野に関して丁寧に学べる、学生にとってとても参加しやすいゼミとなっています。ゼミでは開発経済学やデータ分析など経済学に関する専門知識を扱う場面が多々出てきますが、金先生がその都度分かりやすく説明してくださるため、専門分野の知識が曖昧な学生でもしっかりと知識や理解を深めることができ、授業に参加しやすくなっています。また、金先生は学生が何か意見を言った際にその意見をしっかりと受け止めてくださり、その上で意見に対する的確な補足や先生ご自身の考え・アドバイスをくださるため、学生にとって発言しやすく、さらに発言機会が成長に繋がります。