福田 崚 ゼミ

【ゼミの目標】

近年地域課題の解決は大きな政策的関心の的となってきました。地域は様々な現象が重なり合うところであり、こうした問題への対応には、多面的にとらえることが必要です。また、国土全体から小さな街区の単位まで課題が生じているスケールも多様です。

 上述のような性質を持つ地域課題を、経済学的視点を基礎に、幅広い視野に立って考えるのがこのゼミの目標です。具体的な卒業論文のトピックとしては、地域間格差、交通インフラの整備、中心市街地活性化、企業や産業の立地、観光、住宅政策などが考えられます。

【ゼミの内容】

3年次ではまず、他ゼミと対抗のディベート大会に参加し、議論する技能を身につけます。その後、地域に関する文献や論文を輪読し、必要な知識を得るとともに学術的な文章の読み方に慣れていきます。また、必要に応じてGIS(地理情報システム)の使い方を学び、地域を分析する力を養います。4年次では卒業研究を進めます。ゼミ生個人の興味関心に従って、教員や同級生と議論しながら一つの論文を書き上げます。一つのテーマを突き詰めて論文を執筆した経験は、卒業後の人生にもきっと生きるはずです。

【2022年度の卒業研究テーマ】

  • 行財政と民間非営利団体の関連について
  • 三大都市圏と地方との比較からeスポーツによる地方創生を考える
  • 高原地域の観光地における外国人宿泊客の実態について
  • 民間企業主導のサテライトオフィス事業が持つ今後の地方創生におけるポテンシャルについての考察
  • 市街化区域内農地面積減少の要因と周辺 農業への影響―岡山県倉敷市を事例として-
  • 日本における一極集中の現状とその取組に関する諸外国との比較
  • BtoB企業の短期間におけるCSR活動の戦略変化について
  • 家庭用ゲーム産業のビジネスモデルの変化と比較