尾関 学 (教授)
歴史を学ぶことで、”今”を別の視点から見る
尾関ゼミでは、主に経済史関連の教科書の輪読を行っています。今というのは、過去から成り立っているものなので、歴史を学ぶことにより、今を別の視点から見ることができるようになります。また、全員で同じ本を読み、まったく違う意見、自分が考えることもなかった疑問等について考えることは、他者理解にもつながります。さらに、各人がいくつかの章を担当して、ゼミで発表もするので、プレゼンの練習にもなります。最初はうまくいかないものですが、回数を重ねるにつれ、成長が見られるようになります。
ほかには、ゼミの冒頭の部分を使って、自分の興味の持った日経新聞の記事について報告を行います。また、3年生は卒業研究につながる、個別研究についての発表もしています。
ゼミは、2,3年生合同で、1コマで行っています。回ごとに発表者が決まっており、担当した場所の発表の後、全員で感想を言い合ったり、疑問について考えたりしています。
杉本崚太(岡山県立瀬戸高校出身、2013年度入学)