2回生は、ミクロ経済学とマクロ経済学の知識を体系的に修得することを目標としており、ミクロ経済学のテキストを使用し学習を進めます。古松先生が、マクロ経済学の視点からも補足してくださるので、理解をより深めることができます。
3回生では、政策の在り方を理論と現実から検討するために、教育政策を経済学の視点から分析します。各自の興味や問題意識に合わせ、日本と諸外国の違いや県の取り組み、市の取り組みなどについて分析し作成したスライドをもとに発表を行います。具体的には、学力と相関のありそうなもの(世帯所得、離婚率、携帯電話使用時間など)を分析したり、都道府県間の学力格差について調べたりしました。
4回生になると、卒業研究に取り掛かります。それぞれの関心に合わせた研究を行うことができ、同じゼミ生や古松先生からもアドバイスいただきながら研究を進めます。
毎週1回、学年別で行います。2回生でのミクロ経済学の学習はテキストの章ごとに報告者を決め、報告者は事前にレジュメを作成し、決められた章の内容について説明します。また公務員試験の過去問を中心に練習問題にも取り組みます。
3回生では各自が教育政策について発表を行い、発表者以外のゼミ生や古松先生からコメントをもらい次週の分析につなげます。
4回生の卒業研究についても同様に進めます。古松先生は私たちゼミ生の興味や問題意識を尊重し、ともに考えてくださるので非常に良い環境で卒業研究を進めることができます。2回生、3回生で修得した知識や分析ツールを用いることで様々な視点から問題を捉えられるようになります。
週1回の基本ゼミとは別に後期に毎月1回、2~4回生までの合同でゼミを行います。
10月には4回生による就活・公務員試験報告会を行い、11、12、1月はゼミ内でのディベートを行います。ディベートの主体は3回生で今までは「ICTを活用した教育について」、「学校選択制の是非」、「ふるさと納税に特産品をつけることの是非」などのテーマでディベートを行ってきました。2月には4回生の卒業研究発表会を行っています。
濱村瀬菜(高知県立高知小津高等学校出身、2012年度入学)