2015年度「実践コミュニケーション論」でJテラスカフェをテーマにしたコンペを開催しました

Jテラスカフェ アイデア提案コンペ

経済学部と工学部では,2012年度から社会人基礎力養成のための特殊講義(実践コミュニケーション論)を開講しています。今年度は、経済学部生と工学部生の計44名の受講者が8チームに分かれ、世界的建築ユニット「SANAA」が設計したJテラスカフェのコンセプトを実現するアイデアの提案に取り組みました。

2015年12月9日(水)13時30分から18時過ぎまで、Jテラスカフェを運営する酒井社長、(株)ビザビコーポレーションの草薙部長、山陽新聞社の長田記者、岡山一宮高校の河原副校長、 (株)富士通ラーニングメディアの高橋講師を審査員としてお迎えし、チーム毎の成果を競うコンペを開催しました。

審査員の方々
質疑応答の様子



コンペでは、『SANAAによる建築』『料理の素材』『知識の広がり』をキーワードにした宣伝・企画について見事なプレゼンを行ったチームが優勝を、コンセプト実現のための方策を論理的に分析・展開したチームが準優勝、『ビブリオバトルの開催』を提案したチームが観客賞とJテラス賞を、『ストーリー性のある世界のスイーツ』を提案したチームが準Jテラス賞を受賞しました。

酒井社長からは「ビブリオバトルや世界のスイーツに関しては、今すぐにでも採用したい。『高校生をターゲット』『音楽イベント』『学内参画』等、他の提 案のなかにも今後のヒントになるキーワードをもらえた。」とコメントして頂きました。 また,ビザビの草薙部長からは「コンセプトはあくまでも方向指示器。自分がどう動いたら、他人にどう動いてもらったら実現できるのか、を考えて提案書を作 らなければいけない。」とアドバイスを頂きました。 さらに,4年連続で審査員を務めて下さっている山陽新聞社の長田記者からは「この提案が実現したら記事になるか、という視点で発表を観た。是非、実現させて記事にさせてほしい。」と講評を頂きました。この学外審査員の方々とのコミュニケーションは、受講生にとって社会を体感する貴重な経験となりました。

優勝チーム
準優勝チーム

観客賞&Jテラス賞チーム
準Jテラス賞チーム

 

 

 

 



発表された提案の質と多様性、提出されたレポートでの振り返りを見ると、本講義を通して受講生の社会人基礎力が顕著に向上してきていることがうかがえます。

講義の様子

第 1回 オリエンテーション
第 2回 コミュニケーションの価値と多様性の理解、コミュニケーションのルール
第 3回 発想法
第 4回 論理的思考法、ファシリテーション技法
第 5回 グループワーク(店長ヒアリング他)
第 6回 経営者インタビュー他
第 7回 グループワーク(課題解決型学習)
第 8回 プレ発表会
第 9回 グループワーク(課題解決型学習)
第10回 成果発表コンペ各チームの提案)      【全学ニュース記事へ 】
第11回 振り返り

<参考リンク>  受講生有志が企画・制作したPRサイト