2012年度「実践コミュニケーション論」で求人広告のコンペを開催しました

ナカシマプロペラと岡山村田製作所の求人広告コンペ開催

講義の様子

経済学部と工学部が共同で開講する社会人基礎力養成のための特殊講義(実践コミュニケーション論)では,12月19日(水),研修の成果を検証するためのコンペを開催しました。この講義ではナカシマプロペラと岡山村田製作所の2社を取り上げて,両社についての広告を制作するという課題に取り組みました。経済学部生と工学部生の計48名の受講者が6名ずつの8グループに分かれ,それぞれ4つのグループが各社の広告制作を担当して,そのできばえを競い合いました。これは近年,注目を浴びている課題解決型学習(PBL)とよばれる学修方法です。

この日は,13時から15時までナカシマプロペラ,16時30分から18時30分まで岡山村田製作所のコンペを行いました。 ナカシマプロペラのコンペでは『「あなたにしかつくれない」をつくりませんか?』をキャッチコピーにして求人広告を制作したグループが優勝し,岡山村田製作所のコンペでは『未来を生きるグローバル・サバイバー』をキャッチコピーにして求人広告を制作したグループが優勝しました。

学生達は事前の11月28日(水)に広告対象企業を訪問し,講義時間外にも自主的に集まって求人広告の制作に熱心に取り組みました。 コンペ当日は,広告のターゲットをどこに設定しているのか,読み手のベネフィットはどこにあるのか,なぜその写真を選択したのか等々のテーマをめぐって活発な質疑が行われました。

ナカシマプロペラ求人広告優勝チームの発表
岡山村田製作所求人広告優勝チーム
ナカシマプロペラの米原課長による講評


ナカシマプロペラの米原課長からは「採用人材の要件が妥当であり,このターゲットへの訴求が的確であった。また学生ならではの発想があった」と講評して頂き,週末の合同企業説明会を皮切りに今後の企業説明会で4グループ全ての求人広告を利用して頂けることになりました。 また,岡山村田製作所の角田主任からは「バランスが良く,企業理念がきちんと織り込まれている。少し洗練された表現に改めれば,このままでも使える」と講評して頂きました。 さらに,取材に訪れた山陽新聞社の長田記者と日本経済新聞社岡山支局の木下支局長からも「企業のもつコア技術にフォーカスして魅力をアピールするべきである」と講評を頂き,受講生にとって貴重な体験となりました。

なお,コンペの様子は12月20日(木)の日本経済新聞と山陽新聞の朝刊に掲載されました。