井壺大地さん(兵庫県立洲本高校出身)

皆さん、こんにちは。はじめまして。経済学部国際経営コース(浅野ゼミ)3回生の井壷大地です。副専攻でグローバル人材育成コースにも所属しています。僕は、現在岡山大学の交換留学システムEPOKを利用してアメリカの南オレゴン大学(SOU)に留学しています。そこで、留学前の準備とこれまでの留学生活について書きたいと思います。留学に興味のある方の少しでも役に立てば幸いです。

一回生の夏に、オーストラリアで1か月間のホームステイ生活を経験して以降、EPOKを利用したより長期間の海外留学に対する気持ちが強くなりました。まず、僕はEPOK選考基準を満たすため、TOEFLの勉強を始めました。一回生の間に2TOEFLを受験しましたがEPOKの基準を満たすことはできませんでした。二回生になりできるだけ長い留学、かつ4年で卒業できる最後のタイミングだった3年の春出発を目指しました。また漠然とアメリカに行ってみたいと思っていたので、春に留学を開始できるSOUとカリフォルニア州立大学イーストベイ校が要求するTOEFLスコアを目標にしました。2回生の夏に受けた3度目のTOEFLのスコアで基準をクリアすることができました。EPOK留学の準備段階で一番大変なのは、TOEFLまたはIELTSのスコア基準を満たすことだと思います。勉強法としては、EPOK留学相談室で教えてもらったおすすめの参考書リストを参考に、できるだけ毎日英語学習に時間を割きました。

SOUは、リベラル・アーツ・カレッジであるため、音楽や舞台芸術など岡山大学にない授業も受けることができます。また、学部生は全体で5000人、平均クラス人数は25人と少人数クラスで行われています。授業中にディスカッションなどのグループワークもあり、能動的に授業に参加することが求められます。春学期は、Principles of Microeconomics, Business, Government and Society, Academic English for ESOL Students3つを受講しました。1コマ110分で各授業が週2回あったので、予習が少し大変でしたが少ない教科を集中して学べたのでよかったです。初めてのタームということで、授業の進み方やテスト勉強の方法など慣れるのに時間がかかり、テストを受け終えるまで不安でした。しかし、結果的にうまく乗り越えられたと思います。秋学期は、僕にとって最後のタームになるので、より高いレベルの授業もとろうと思います。

SOUのキャンパスがあるアシュランドは、アメリカ・オレゴン州南部に位置する人口2万人ほどの小さな町です。気候は、日本と比べると湿気が少なく、春先から雨が多くなり5月後半になっても肌寒い日が続きました。しかし6月になると40度を超える日もあるほど暑くなりました。キャンパスの近くにスーパーマーケットがいくつかあるので、日常生活で必要なものはたいていそこで買いそろえることができます。ダウンタウンに行けば、レストランや洋服屋がたくさんあり、お寿司やラーメンなどの日本食も食べることができます。またバスを利用すると30分ほどでメドフォードという比較的大きな町に行くこともできます。アシュランドには電車がなく、車も持っていないため、交通の面で不便に感じることがありますが、自然豊かで人々も優しく、住むのに快適な場所だと思います。

現在、約3か月ある夏休みの真只中なのですが、僕はサマーセッションを取っていないので、授業がありません。前半は地域のボランティアやアメリカ人に日本語を教える活動をし、後半はアメリカ国内を旅行したいと考えています。

最後に、少しでも留学に興味のある方は、グローバルパートナーズやEPOK留学相談室を訪れ、留学を経験した方々にお話を伺ってみてはいかがでしょうか。

 

2015年度入学 兵庫県立洲本高校出身