学部長からのメッセージ

経済学部長 清水 耕一 岡山大学経済学部は、1980年の法文学部の改組によって分離・誕生し、本年でやっと29年目を迎えた若い学部ですが、21世紀を迎えて、昼間コースと夜間主コースの教育体系を整備するとともに、教育体制の現代化に努めています。

 岡山大学経済学部の教育は数学を用いた経済理論・統計から日本経済や外国経済の現状や歴史まで、企業経営・管理から財務・管理会計までと、多様な分野を含みます。学生はこうした多様な分野から自己の将来を考えて好みの科目を選んで学ぶことができますが、多様であるがゆえにかえって体系的な学習が難しいとも言えます。経済学部では、学生が明確な学習目的を持ってより専門分野に特化した教育を体系的に受けることができるように、昼間コースでは現代経済分析コース、国際比較経済コース、組織経営コース、および会計プロフェッションコースを設置し、また夜間主コースにおいても経済学コースと政策学コースを設置しました。学生諸君は、入門科目を学んだ上で、それぞれのコースが指定している専門科目を受講することで、選択した分野の専門的知識を身につけることになります。

 ところで、経済学の対象は現実の生きた経済です。学生にとっては講義や教科書で説明される学術的に定型化された知識を学ぶだけではなく、現実を知ることも重要です。岡山大学経済学部では、学生に生きた現実の経済や経営を学んでもらうために、各界の協力を得て岡山県知事・副知事による現代地方自治経営論、岡山県の企業経営者による経済経営特殊講義、証券会社による金融市場に関する実践的講義を提供しています。

 最後に、経済学では教科書に書いてあること、講義で説明されることも、一つの見方でしかないということが多々あります。学生には多くの文献に接して多様な考えを学び、また留学するなどしてグローバルな視点を獲得して、自分の頭で考え行動するようになって欲しいと思います。経済学部が積極的に進めている少人数教育のゼミナールや、短期留学制度・交換留学生制度は学生諸君にそうした機会を与えるものです。

経済学部長 清水 耕一

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