概要

実践コミュニケーション論のカリキュラム概要

1.概要

この講義では、将来、グローバル社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な「社会人基礎力」を鍛えます。傾聴力、発想法、論理的思考法、ファシリテーションなどのコミュニケーションスキルを学んだあと、経済学部と工学部の1~4年生が混成チームを組み、企業や地域社会が抱える現実の課題に対し、チーム毎の解決策を考えていきます。最終日は、企業幹部やマスコミの方々を前にプレゼンし、いかに協働して独創的な発想を生み出せたかを競います。「履修してよかった」「後輩に勧めたい」「将来、社会に出て必要なスキルが学べた」と受講生から高い評価を受けている講義です。

2.授業の目的

社会人基礎力を鍛えます

社会人基礎力とは
特に重点を置くのは「チームで働く力」。チームによる思考や意思決定のポイントを理解し、チームで課題に取り組むスキルを習得します。

3.授業の流れ

(前半)基礎スキル学習
コミュニケーションの基礎スキルを学習

傾聴力、発想法、論理的思考法、ファシリテーションなどのスキルについて、講義を受けます。

その日のうちに、ミニ演習

学んだ基礎スキルを、すぐにチームで実践します。

(後半)課題解決型学習(PBL:Project Based Learning)
5~6人のチームを結成

経済学部と工学部の1年生から4年生まで混じり合ったチームを作ります。

チームで課題解決案を策定

企業や地域社会が抱える現実の課題に対し、チーム全員で解決策を練り上げます。

  • 2012年度(a)求人広告の企画・提案(ナカシマプロペラ様)
  • 2012年度(b)求人広告の企画・提案(岡山村田製作所様)
  • 2013年度(a)コンビニでの新たなサービス/ビジネスの企画提案
  • 2013年度(b)事例企業(アパレルショップ運営)への新サービス/ビジネスの企画提案
  • 2014年度(a)介護者のためのコミュニティビジネス提案(佐藤医院様)
  • 2014年度(b)介護者の日々の生活を豊かにする商品の提案(佐藤医院様)
  • 2015年度 Jテラスのコンセプトを実現するためのアイデアの提案(Jテラスカフェ様)
  • 2016年度(a)成長につながるテクノロジーの活用(ストライプインターナショナル様)
  • 2016年度(b)防振ゴムの新用途の提案(倉敷化工様)
  • 2017年度(a)20‐30代の顧客に支持されるドラッグストアにするための提案(株式会社ザグザグ様)
  • 2017年度(b)コルセット・サポーターのオーダーメイド技術による未来への提案(ダイヤ工業株式会社様)
  • 2018年度(a)山陽新聞社が、今後生き残っていくための事業の提案(株式会社山陽新聞社様)
  • 2018年度(b)発泡スチロールの新用途の提案(内山工業株式会社様)
  • 2019年度(a)海外にお酒を!(宮下酒造株式会社様)
  • 2019年度(b)マスキングテープの新用途の提案(カモ井加工株式会社様)
  • 2020年度(a)岡山名物“きびだんご”を世界に!(株式会社廣榮堂様)
  • 2020年度(b)ブルーシートをグローバル展開するための提案(萩原工業株式会社様)
  • 2021年度(a)地元岡山の世界に誇るプロペラを海外に!(ナカシマプロペラ株式会社様)
  • 2021年度(b)5G × SDGs × 岡山村田製作所 で世界を良くする提案(株式会社岡山村田製作所様)
  • 2022年度(a)心を込めた和菓子を,世界の皆さまへ(株式会社 宗家 源吉兆庵様)
  • 2022年度(b)ゴムで世界を変えよう(丸五ゴム工業株式会社様)
  • 2023年度(a)RSKのTV・ラジオ番組や制作技術の輸出戦略(RSK山陽放送株式会社様)
  • 2023年度(b)廃棄物由来のエコな製品に新しい価値を見出そう(公益財団法人 岡山県環境保全事業団様)

協力企業での実習現場の見学、関係者へのヒアリングを通じて解決策を探る

企業幹部、マスコミの前でプレゼンテーション

4.受講前後のPROGコンピテンシーの変化

PROGのコンピテンシーとは

2012年度PROGテストの結果(平均値)
2012年度PROGコンピテンシーテストの結果(平均値)

受講前の弱点(経済学部は「対課題基礎力」、工学部は「対自己基礎力」)が受講後に改善されました。全体としても大きく向上しています。

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