
マーケティングは、単なるビジネス技術ではなく、人間の意思決定や幸福、社会適応のあり方を読み解く人間行動科学です。その対象となる人間行動は、個人の心理だけでなく、社会構造、文化、制度、テクノロジーとの相互作用の中で形成されます。
私は、「人はなぜ選び、なぜ迷い、どのように適応し、どのように幸福を実現していくのか」という問いを一貫した出発点とし、社会学とマーケティングの境界領域から人間行動のメカニズムを理論的・実証的に研究してきました。その際には、社会調査を基盤として、質的・量的調査手法を組み合わせた混合研究法を用い、多面的な視点から人間行動の解明に取り組んできました。
研究の出発点は老年社会学・高齢者研究であり、サクセスフルエイジングやライフスタイルの視点から、高齢期における幸福と社会適応のあり方を探究してきました。その後、外国人労働者の受け入れと共生社会、女性活躍といったテーマへと研究を展開し、人生の転機における適応プロセスを一貫して分析してきました。
近年は、こうした人間行動と社会適応に関する研究の蓄積を基盤として、AIの普及によって情報環境や人々の意思決定、社会との関わり方がどのように変化するのかに関心を広げ、「AI共生時代における人間行動と意思決定」の研究に取り組んでおります。
消費とウェルビーイング、異文化適応、外国人労働者の社会統合、女性活躍、サクセスフルエイジングなど、多様なテーマを横断しながら、心理学、社会学、文化研究、マーケティングを融合した学際的研究を展開しております。
また、日常の購買行動、SNS利用、デジタルサービスの選択、ライフスタイルの形成といった身近な行動の背後には、社会構造、情報環境、テクノロジー、文化、感情、価値観が複雑に絡み合っています。こうした行動の背後にある意思決定メカニズムを解明し、AI共生時代における主体性を尊重したよりよい共生社会とWell-beingの実現に貢献することを目指しております。
学生の皆さんと共に問い、考え、議論しながら、未来の社会を構想する知的な旅を歩めることを楽しみにしております。
| 専門分野 | マーケティングリサーチ、消費者行動論、データ駆動型マーケティング、AI共生社会学、学際融合型マーケティング |
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| 研究領域 | 社会調査、ライフスタイル研究、消費者ウェルビーイング、AI社会と人間行動、AIマーケティング、異文化適応、外国人労働者の社会統合、共生社会、女性活躍、サクセスフルエイジング、国際比較研究、学際融合型研究 |
| メールアドレス | harukaze-aozora[at]okayama-u.ac.jp ← [at]を@に置き換え |
| 詳細情報 |