学生優秀論文賞

学生優秀論文賞制度について

 経済学会では、経済学部の学生の学習や研究成果を顕彰するために、学生優秀論文賞(旧:学生懸賞論文)制度を設けています。これは、学生から応募された卒業論文またはゼミ論文を審査し、優秀な論文には賞状と賞金を授与する制度です。最優秀賞、優秀賞、佳作とありますが、それぞれ毎年優秀な論文が選ばれています。個人研究でも共同研究でも、経済学、経営学、会計学に関連したものであれば、テーマの選択は自由です。
 論文の作成というのは、学生が自主的に選んだテーマを基に、教員の指導を得て、資料・情報を収集、整理、分析、評価し、自分の見解も含め、取りまとめるという主体的・創造的な活動です。論文の作成を通じ、大学で学んだ知識が、自分の頭の中で活用、整理され、改めて生きた知識として体系化されることが期待できます。また、論文の作成過程で得た知識、経験、手法は、将来どのような分野で活躍するにせよ、無形の資産として役立ちます。過去、多くの学生が挑戦し、個性豊かな論文を発表しています。今後とも多くの学生が挑戦することを大いに期待しています。


募集要項

募集案内

岡山大学経済学会(以下「経済学会」と略記する)では,学部生会員の自主的研究活動の奨励を目的として,次の要領で学生優秀論文賞を募集します。
経済学会学部生会員(昼間・夜間主)の皆様からの多数のご応募をお待ちしております。

応募資格
岡山大学経済学会の学部生会員であること。ただし、1・2年次生の経済学会の学部生会員(昼間・夜間主コース)は、経済学部教員(当学会員の資格を有すること)の研究指導、あるいは推薦がある場合に限る。
なお、二人以上の共同論文を提出する場合は、全員当学部生会員であること。

■ 論文の対象分野
経済学,経営学,会計学に関する内容であること。

応募規定

1) 論文は日本語または英語で書かれたもので,未発表のものに限る。
2) 論文様式は別途定める「学生優秀論文賞執筆要項」に従うものとする。
3) 論文の提出期限
2025年1月31日(金)午後3時厳守
応募用紙(Word形式),論文データ(PDF形式)を経済学部教育研究支援室(ecsupport(a)okayama-u.ac.jp)に電子メールで送信する。
※メールアドレスの(a)は@に置き換えて下さい。
4) 審査・表彰
審査委員会が選考を行い,優秀な論文は次の要領で表彰する。
最優秀賞 賞状と賞金(5万円) 1~2編
優秀賞  賞状と賞金(3万円) 若干編
佳作   賞状と賞金(1万円) 若干編
参加賞  記念品(図書券)  受賞外の論文

学生優秀論文賞執筆要項

1. 所定の応募用紙を論文と一緒に提出すること。下記よりダウンロードできます。
応募用紙(word)
2. 表紙には,論文題名,著者名,学生番号,指導教員(または,推薦教員名)及び提出日を明示すること。
3. 要旨は,2ページ目に記載し,1ページ以内に収めること。
4. 投稿原稿は原則的にA4サイズの横書きとし,図表等は支障のないかぎり本文中に収めること。
目安として,推奨する原稿フォーマットは以下のとおりです。
和文の場合:1ページ43字×40行,見出しフォント:HGPゴシックM 12pt,本文フォント:MS明朝10.5pt,余白:上30mm,下・左・右25mm
欧文の場合:1ページ500語,見出しフォント:HGPゴシックM 12pt,本文フォント:Century 10.5pt,余白:上30mm,下・左・右25mm
5. 参考文献等の表示は、以下を参考にすること。
ⅰ. 書籍の場合:著者,刊行年,書名,出版社.を記す。
(例) 岡山学(2020)『岡山大学の歴史』,岡大書店.
ⅱ. 論文の場合:著者,出版年,論文名,雑誌名,巻(号),ページ数.を記す。
(例) 岡大経子(2020)「大学のブランド戦略」,『岡山大学経済研究』,第50巻3号,6-20頁.
ⅲ. HPの資料の場合:URL(ホームページ)アドレス,アクセス日時を明記,かつ利用ページをプリントアウトして各自で保存すること。
(例) 岡山大学研究センター,「岡山大学イメージ調査」.http://www.×××.××.jp(参照2020年7月1日14時20分)

表彰式

 3月25日(月) 13時30分より、経済学部大会議室にて、2023年度岡山大学経済学会学生優秀論文賞の表彰式が行われました。受賞者の方に賞状と賞金を贈呈しました。受賞者の皆さん、および指導教員の先生には心よりお祝い申し上げます。

入賞論文題目一覧

2023年度(第27回)

最優秀賞 柏原 稜 日本国債の金利の動向について
優秀賞 坪井 郁哉 夏場の気温上昇が生産活動に与える効果~台風、東西日本の地域の異質性から見る猛暑の影響~
佳作 柳本 瑛太 アンチダンピング措置は産業を保護するのか~労働者への影響とその改善~

2022年度(第26回)

最優秀賞 周藤 明日香 在アフリカ日系企業が現地に与える影響とその改善~労働・環境・インフラ面に注目して~
最優秀賞 林 秀星 情報サービス業の集積に働く自己組織化ー空間統計とABMシミュレーションによる検討ー
優秀賞 池田 健人 行財政と民間非営利団体の関連について
優秀賞 瓦 隆太郎 企業の廃業に関する構造分析ー回転ドア型経済と創造的破壊ー
優秀賞 深堀 ほのか サポートベクトル回帰による男女別・都道府県別年齢調整自殺率の決定要因に関する検証
佳作 冨田 凌雅 心理的耐久性と就業効力感及び卒業論文の執筆経験の関連の検討
佳作 吉井 猛 日本におけるNFTビジネス戦略ー課金行動におけるソーシャル要素の重要性についての実証分析ー

2021年度(第25回)

最優秀賞 岡 祐奈 地域消費支出の類型化と構造変化
最優秀賞 根木 萌々花 コロナ禍における地方移住のエビデンスと意識調査(内閣府)の解析
優秀賞 川原 あゆむ 都市特性から見た都市のCO2排出量の要因に関する分析
佳作 大野 美咲 承認欲求と自己認知の諸側面がルッキズム(外見至上主義)に及ぼす影響
佳作 蔵田 一倫 リスク回避度と投資家のポートフォリオについて
佳作 佐伯 崚太 岡山市生活交通における乗合タクシーの持続的な運営に向けた考察

2020年度(第24回)

最優秀賞 磯田 晴幹 空き家と住宅需要に関するミクロデータからの構造要因の研究:岡山県における分析
優秀賞 福村 朋子 エシカル消費行動と幸福度の関係~WVS データを用いて~
優秀賞 六車 麻由 サービス業の生産性格差と地域経済:Baumol 病仮説の検証
佳作 錦織 なな 地域鉄道の定量的評価とその類型化
佳作 堀内 脩平 路面電車と地下鉄の比較から見た都市交通の発達要因分析
佳作 松田 佑香 立地適正化政策へのエージェントベースモデルの適用:福山市における人口シミュレーション

2019年度(第23回)

優秀賞 藤原 一誠 ICTの使用は学力に影響を与えるのか―先行研究調査からの考察
佳作 黄田 明日香 空き家率の地域分析と空き家活用方策についての研究
佳作 仙田 圭佑 EU諸国における地域間格差と収束の実証分析
佳作 坂東 洋平 地方創生の視点におけるKIBS産業に関する考察

2018年度(第22回)

佳作 板谷 尚弥 地方創生の視点からの地域労働市場と外国人雇用に関する考察
佳作 衞藤 留可 学力の規定要因分析―都道府県別のクロスセクションデータを用いて―
佳作 関島 直樹 コア-コンテキスト分析フレームワークと戦略マップを活用した中小企業のIT投資マネジメント

2017年度(第21回)

最優秀賞 内海 航 海外直接投資と貿易構造からみる日本自動車部品産業における空洞化の影響
佳作 打田 ルナ 県外大学進学要因と地域間格差に関する定量的分析
佳作 山本 雄太 地方創生における農業の果たす役割

2016年度(第20回)

最優秀賞 岡本 泰洋 生活満足度アプローチ(LSA)によるスポーツ活動の経済価値推定
最優秀賞 村崎 真生 ポートフォリオで考える都道府県農業の成長と安定性
優秀賞 谷脇 理史 ODAを活用した地方中小企業の海外展開について ―中国地方の企業へのアンケート・インタビュー調査から―
佳作 池田 遥祐 統計データからみた中四国のスポーツ産業の特性分析
佳作 植木 椋介 興行面から見る映画産業 ―映画館振興策―
佳作 東條 晴二 How Industry 4.0 Can Be Adapted to Japanese Manufacturing Industry

2015年度(第19回)

最優秀賞 豊澤 圭 少子高齢化とシルバー民主主義 ―大阪都構想に関わる住民投票結果の分析―
最優秀賞 長宗 武司 雇用誘発型の地域産業連関モデルの開発とその都市経済への適用
優秀賞 井上 慎喜 RESAS(地域経済分析システム)を用いた観光都市の研究
佳作 赤澤 美香 CIOのあり方について ―わが国における現状と展望―
佳作 酒本 真彰 大学生活満足度と読書に関する考察
佳作 高尾 祐輝 DEA分析による岡山県の効率性評価
佳作 高尾 祐太 林業及びその派生産業と中山間地域振興のあり方に関する研究
佳作 田中 亜紀子 日本版CCRC構想における移住と地域経済効果
佳作 登川 龍馬 我が国における連結会計基準の変遷及び諸課題
佳作 前原 耀介 プレミアム付き振興券の地域経済効果に関する考察
佳作 真鍋 一宏 県庁所在都市における成長・衰退要因分析
佳作 村上 泉 産業クラスターにおける飲料産業の地域集積に関する経済的効果の分析

2014年度(第18回)

最優秀賞 矢吹 奈美 地域経済の三面等価から考えた経済格差の研究
最優秀賞 両門 武文 租税回避行為の否認に関する一考察
優秀賞 郡山 夕紀 地方自治体におけるファシリティマネジメント(FM)の考察とその展開
優秀賞 吉野 博 地域振興における現代アート活用の有効性の考察
佳作 笠井 健弘 DEAを用いた政令指定都市の効率性評価について
佳作 川端 絵美 まちづくりにおける大型店と商店街
佳作 川又 俊介 現代における総合商社の構造変化
佳作 小平 健人 繊維産業における衰退と成長-技術力による成長の可能性-
佳作 松本 芙有子 六次産業化による地域振興の効果についての考察

2013年度(第17回)

入選 戎井 美咲 高知県における再生可能エネルギー政策と地域振興
佳作 磯崎 友紀 倉敷市主要商店街の活性化に対する調査・研究
佳作 黒木 克幸 テレビ視聴の影響に関する計量経済分析-警察24時シリーズが交通事故を減らす可能性-
佳作 小林 駿祐 リーマンショック時の株式市場における2種類の変動の相互関係

2012年度(第16回)

入選 岡本 周 地域資源を活かしたまちづくり-西川緑道公園を対象とした市民意識調査に基づいて-
入選 中務 輝彦 消費税の増税と低所得者対策-軽減税率と給付つき税額控除の比較分析
佳作 佐伯 穂奈美 現代日本の新しい貧困
佳作 玉井 暁子 金融自由化についての考察-なぜ金融危機は終息しないのか-
佳作 西山 直輝 岡山市の新しいまちづくりの可能性-「コンパクトシティ構想」で考える-
佳作 森川 悠加 企業における経営理念の浸透に関する研究-取締役と中間管理職のシンボリック行動を対象としたインタビュー調査に基づいて-

2011年度(第15回)

佳作 金子 知世 COSOフレームワークと我が国の内部統制制度の在り方
佳作 高柿 遥 朝食摂取が学力に与える影響
佳作 田原 未智 結婚・子育て・就業と女性の幸福度-WVSデータを用いて-
佳作 藤原 浩明 都市の空間構造と二酸化炭素の排出
佳作 前田 隼也 都市機能と都市の盛衰-都道府県庁所在都市と第二都市-

2010年度(第14回)

入選 村上 龍一 二国間自由貿易協定の締結誘因

2009年度(第13回)

入選 辻 倫穂 都市の発展と空間構造に関する研究
佳作 大廻 和世 オランダ型ワークエシェアリングについての一考察-日本は何を学べるか-
佳作 平松 ゆかり 農商工連携におけるネットワーカーとしての自治体の限界と“川中組織”の可能性-江別市のハルユタカの事例を通じて-
佳作 藤原 麻衣子 日本の長時間労働に関する一考察-日本人はなぜ働きすぎるのか-

2008年度(第12回)

入選 平松 藍 英国における「営業および財務概況(OFR)」の開示に関する一考察
入選 本庄 彬愛 温暖化対策としての排出権取引:国際貿易下における上流型・下流型の比較
佳作 横山 祥平 社会福祉法人会計に関する一考察-社会福祉法人会計基準と経理規程準則との比較を中心に-
佳作 中島 茉美 日本流通企業のプライベートブランド戦略

2007年度(第11回)

入選 河野 良亮 中心市街地居住の評価に関する研究-岡山市における調査-
入選 安田 亮 地域間税収格差の理論と動向、およびその要因に関する研究
佳作 白田 文 米国医療保障制度の歴史的考察
佳作 平本 温子 企業の経営理念に関する研究~企業へのインタビュー調査を中心にして~
佳作 矢野 起世 外資主導による重債務最貧国(HIPCs)からの脱却-「モザンビークの奇跡」にみる新しいアフリカの諸国経済成長モデル-

2006年度(第10回)

入選 河合 江里加 IASBスタッフ・ドラフト「中小企業用国際財務報告基準」に関する一考察
入選 吉田 久紀 地域間における経済格差要因の定量分析
佳作 梶並 沙織 トルコEU加盟交渉に見る「多様性の中の統一」の限界
佳作 小林 佳代 変化する日本人の資産運用に対する意識
佳作 濱崎 友加 少子高齢化時代におけるコミュニティビジネス
佳作 山上 響子 企業分析技法の体系化とその評価

2005年度(第9回)

入選 西野 博幸 都市の階層構造を考慮した最適都市規模の分析
入選 藤原 華絵 米国財務会計の概念フレームワークにおける期待キャッシュフロー・アプローチの基本的特徴-公正価値測定の検討-
佳作 大野 永二 IT産業に見る韓国経済システムの転換-財閥主導からクラスター形成へ-
佳作 木村 梨恵 非営利会計の概念フレームワークに関する一考察-米国FASB「概念報告書」第4号を中心として-
佳作 為房 牧 EUにおける日本GAAPの同等性評価の現状
-欧州証券規制当局委員会の「テクニカル・アドバイス」を中心として-
佳作 村山 武 地方都市圏の経済循環構造分析-鹿児島県大隈地域の例-
佳作 渡部 徹 独立行政法人会計基準の特徴-企業会計原則との比較を中心として-

2004年度(第8回)

入選 江口 草太 地方都市における都市機能と交通特性
入選 長澤 喜樹 開放地域経済における資金循環のマクロ分析
入選 藤井 裕子 地域社会におけるコミュニティ・ビジネスの役割と可能性
入選 古市 浩之 不動産証券化におけるJ-REITの現状と課題
入選 盛 真依子 ペルー:フジモリ政権期の経済改革の成果と課題
佳作 貞永 武士 市町村合併の課題と効果に関する一考察
佳作 佐藤 智子 イタリアにおける産業集積と中小企業支援策
佳作 高橋 志織 中小企業のデザインマネジメント~源吉兆庵のパッケージ・デザイン開発~
佳作 豊田 夏佳 倉敷に見る観光戦略とその効果の検証
佳作 箱崎 恭子 地産地消の現状と課題:社会実験からの検証

2003年度(第7回)

入選 藤井 智晴 インターンシップの効果に関する検証
入選 松岡 敏生 雇用維持を目指すワークシェアリング:岡山県下(製造業)のワークシェアリングの現状調査と分析
佳作 岡本 恭子 岡山県の産業と地域発展
佳作 田中 陽子 企業年金の改革(日本版401Kを中心として)
佳作 張 佳楽 『青島モデル』の構造と諸問題:実地調査に基づく中国青島市医療保険制度の分析と評価
佳作 東條 仁美 欧米小売業グローバル化に対応した日系小売業の国際競争力強化戦略に関する一考察

2002年度(第6回)

入選 鮫島 拓也 まちづくりにおける地域通貨の役割と可能性
入選 岡本 悦子 コミュニティバスを生かしたまちづくりに関する研究
佳作 赤坂 拓也 振興地域における共通商品券が及ぼす効果と課題
佳作 黒田 順之 アメリカ経済の検証 クリントン就任から現在まで
佳作 河合 悠介 商品購入における購買要因の分析ー購買関与を手がかりにー
佳作 堀 勇人 新『内部統制』概念と企業対応ー企業が内部統制を構築する誘因・メリットー

2001年度(第5回)

二等 池上 昌宏 市町村合併の課題と効果に関する研究
佳作 江原 邦治 EUの進化と拡大がドイツ経済に与える影響
佳作 岡田 紗和 地場産業を活かした「まちづくり」について~繊維産業の例~
佳作 別府 真 産業クラスター創造による地域経済の再編

2000年度(第4回)

三等 大橋 克成 アメリカ労働市場における雇用の安定性
佳作 近藤 寿計 本四3橋時代における地域間競争
佳作 佐伯 友紀 岡山市表町三丁目劇場に見る中心市街地の活性化
佳作 田原 真紀子 排出権取引による地球温暖化に対する一考察-実験経済学によるアプローチ-

1999年度(第3回)

二等 岩田 守雄 第3セクター方式はまちづくりに有効な方法か
二等 大塚 章弘 労働市場構造に関する計量分析
三等 杉原 匠 地域情報化施策の経済効果に関する研究:岡山情報ハイウェイの例

1998年度(第2回)

二等 佐野 和弘 瀬戸大橋が地域社会へ与えたインパクトと明石海峡大橋の効果
三等 各務 彰 多変量解析による都市に関する特徴分析
三等 岩田 篤史 地域経済における企業立地・設備投資に関する研究

1997年度(第1回)

二等 小林 純 本四3橋時代における中四国の都市拠点性に関する研究
二等 伊達 潤一郎 高齢者福祉の担い手としての市民活動団体の可能性
三等 太田 文男 イギリスのエージェンシー制度の実態