国立大学法人 岡山大学

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2023年度若手トップリサーチャー研究奨励賞 蔡准教授、中道研究准教授を表彰

2024年04月01日

 本学は、優れた業績を挙げた若手研究者を顕彰する「岡山大学若手トップリサーチャー研究奨励賞」を実施しており、2023年度文系受賞者に学術研究院社会文化科学学域の蔡暁静准教授、理系受賞者に岡山大学病院の中道亮研究准教授を選出し、3月27日に学長室で表彰式を行いました。
 蔡准教授は、計量ファイナンスが専門で、ESG投資を中心とする金融市場のデータ分析を中心に、計量ファイナンスの知識と機械学習・ディープラーニングの知識を融合させた先進的な研究に取り組んでいます。先進東部地域におけるESG投資と炭素排出量の関係性の分析を行い、環境投資が進むと炭素排出量が大幅に減少することを示すなど、国際的にインパクトの高い研究成果を創出し、Q1ジャーナル等の国際的査読誌へ多く発表されている点が高く評価されました。
 中道研究准教授は、整形外科医として上肢外傷を中心に臨床医学の研鑽を積み、特に、整形外科領域で未だ完全な治療が困難である腱・靭帯損傷の治療に強い関心を持ち、臨床・基礎研究の両面から再生医療・予防医学研究に取り組んでいます。トップレベルの海外研究機関で研究を行い、2022年度には破壊的イノベーションにつながるシーズ創出を目指すJST創発的研究支援事業の第3期生に採択され、さらに2023年度には論文と外部資金獲得において優れた業績を有する研究者に付与される「研究准教授」に認定されるなど、次世代リーダーとしての研究活動が高く評価されました。
 式では、那須保友学長が表彰状と記念品を受賞者に手渡し、窪木拓男研究担当副理事(研究基盤担当)、宇根山絵美学術研究推進本部長とともに和やかな懇談会を行いました。那須学長は「岡山大学は、2023年12月に文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に採択され、社会変革を導く研究大学としてこれからさらに飛躍していく時期であり、その未来を背負っていく若手研究者の皆さんがさらに研究が加速できるように環境を整えていきたい。この受賞をきっかけとして岡山大学の次世代を担う若手人材として活躍し、更なる高みを目指してほしい」と激励しました。
 同賞は国際的に活躍できる若手研究者の育成を図るため、平成19年度に創設。研究成果や競争的研究費獲得状況、将来性などを評価基準に、学内で慎重に審査し、受賞者を決定しています。


【本件問い合わせ先】
研究協力部研究協力課
TEL:086-251-7118

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