貴田沢さん(富岡東高校卒)

こんにちは!私は岡山大学経済学部3回生の貴田沢(釣ゼミ)です。3年前に徳島県の富岡東高校を卒業し、岡山大学に入学しました。

突然ですが私は先日、オマーンで行われたベンチプレスのアジア大会に出場し、ジュニア部門の金メダルをいただきました。今回はそんな私の部活動について紹介させていただきます。

私は岡山大学のウェイトトレーニング部という部活に所属しています。現在当部には約50名の部員が所属し、パワーリフティングといった重量挙げ競技やボディビルの練習に励んでいます。岡山大学のウェイトトレーニング部は全国大会優勝の常連校で、国際大会にも多数の選手を輩出している伝統ある部活です。とは言っても、私は入学するまでこの部活の存在を知らず、ましてや自分が大学で重量挙げをすることになるなどとは夢にも思っていませんでした。

そんな私が入部を決意したのは、せっかくなら人と違った大学生活を送りたいという思いと、日本一という言葉への憧れからでした。私は中高と卓球部に所属していましたが、一度も全国の舞台に立つことができずに部活動を引退しました。そんな私にとって、日本一を目指すことができるウェイトトレーニング部はとても魅力的に見え、先輩方はとても輝いて見えました。

部活動の思い出は私の大学生活の大部分を占めていますが、今年は特に印象的な出来事が二つありました。2年ぶりの団体日本一個人でのアジア大会優勝です。岡山大学は過去に10度の日本一を経験していましたが、一昨年・昨年と僅差で優勝を逃し、悔しい思いをしてきました。当部全体に今年こそはという雰囲気があり、結果として11度目の全国制覇を成し遂げることができました。うれしいという気持ちと同時に、先輩方の充実した表情を見て「来年も連覇したい」という気持ちが強くわいてきました。

個人では今年度のアジア大会に出場しました。当初は迷う気持ちもありましたが、やはりなかなかできない経験だと思い、出場を決めました。初の国際試合で不安ばかりでしたが、仲間の励ましや、後援会や地域の方々のご支援のおかげで無事に出場でき優勝することができました。一生の思い出を作ることができました。

私の岡山大学での生活を一言で表すならそれは「出会い」だと思います。ウェイトトレーニング部への入部、全国制覇、アジア大会出場のどれ一つとして入学前には思い描いていた大学生活ではありませんでした。しかしこの部活との唐突な出会いや様々な方々との縁が、私が思い描いていた以上に学生生活を充実したものにしてくれています。私は大学での部活動を通して一歩踏み出す力がついたと思っています。部活動も残すところあと1年となりましたが、仲間達と共に今年以上の思い出を残せるようにがんばりたいと思います。

皆さんも岡山大学で充実した学生生活を送ってみませんか?

2013年度入学、釣ゼミ