笹倉圭太さん(姫路東高校卒)

1.内定先について
東京海上日動火災保険株式会社に内定が決まりました。

2.就職活動で特に気をつけたことは
就職活動において私が特に気を付けていたことはスケジュール管理です。就職活動が始まってから2,3ヶ月はまだアルバイトもしていたので、スケジュールの調整には苦労しました。就職活動では急な予定が入ることもよくあります。早めに情報収集をして、アルバイトも余分に休みを取っておくなどして、スケジュールにゆとりを持つことを大切にしていました。何度かどうしても予定が被ってしまうことなどもありましたが、、、。
ただ1番良いのは就職活動が本格化する前にアルバイトを辞めておくか完全に長期休暇をもらう等しておくことです。就職活動に存分に集中できるようになると思います。

3.就職活動で特に苦労したことは
私は岡山で一人暮らしをしているので、特に地理的な面で苦労しました。東京や大阪、広島まで行かないと説明会に参加できない企業も多く、最初のうちは少し不満に思うこともありました。 時間的にも金銭的にも辛いことは多いと思います。ただ悪いことばかりではありません。岡山からわざわざ離れた地での説明会に参加すると、良い意味で注目され、それをきっかけに違う地の友達ができたりもしました。また移動中のバスの中は面接の反省や、休暇など、使い方次第でかなり有意義な時間になります。今となっては移動の時間もとても良い思い出になっています。

4.就職活動で記憶に残る(思い出に残る)エピソード
私が就職活動で1番記憶に残っていることは、友達と一緒にビデオをまわしながら面接の練習をしたことです。このおかげでかなり面接に対して免疫がつき、楽しいと思えるようになりました。面接官役、学生役、ビデオにその様子を撮る役などを友達同士で好きに決めて行うのですが、ビデオに撮るだけで緊張感がぐっと増します。面接官と学生、どちらの立場にもなることができ、終わった後には皆で各々について思ったことを共有します。力にはなったと思いますが、今思い返してみるとよくあんな恥ずかしいことを友達同士でやっていたなと思います(笑)

5.内定先を決定した基準は
どこの企業よりも自分のことを1人の人として深く見ようとしてくれている、と感じた事が内定先を決定した1番の理由です。面接時の質問内容の多くは私のことを深く探ろうとする質問が中心でした。志望動機ではなく、自分のことを深く知ろうとしてくれて、その上で内定を出していただきました。と考えると内側の自分までしっかり見てくれているような気がしてとても嬉しかったです。また採用過程でお会いした社員の方たちが、皆さん口を揃えているかのように「会社が好き」ということを言っておられて、本当に良い会社だということを実際に働く社員の方たちを通しても感じました。内定をいただいてからも気持ちに変わりは全くなく、「ここなら自分の個性を大事にし、尊敬できる人と働きながらずっと一緒に成長していける」と思っています。

6.大学時代の活動で、現在の自分にプラスになったこと(留学経験、クラブ活動、ゼミ活動等)
私は留学経験やボランティア経験のような特別な経験は特になく、ごく普通にサークル活動、そして学部ではゼミ活動、校外ではアルバイト等を楽しみながら頑張ってきました。それらのうちどれか1つが1番自分にとってプラスになった、ということはなく、どれも現在の自分があるためには欠かせない物だったように思えます。大学ではごく普通の経験が高校までの自分には経験できないことも多いです。例えばゼミ活動を例に挙げても、自分で資料を作り、人前でプレゼンをするということなどは今まで経験したことがなく、人前で話すことや伝えることなどの難しさを知りました。色々なことが経験できる大学時代の活動を通して、他では得ることができないものが多く得られたと感じています。

7.後輩たちへのアドバイス
就職活動では辛いこともたくさんあると思いますが、楽しいこともたくさんあります。普段なら入ることもできないような企業に行けて、そこで働く人に会えて、話を聞いて感じて得ることができるものも多いと思います。これらの経験は就職活動を通してでないと経験できないものです。辛い、ゴールが見えない、というようなマイナスの印象ばかりもつのではなく、息抜きもしながら楽しむということも忘れないようにしてください。 

あとはどれだけへこむようなことがあっても、人前に出るときはしっかり自分に自信を持って頑張ってほしいです。嫌なことがあっても次の場面では切り替えて頑張るといった、切り替えの早さも必要になってくると思います。 

せっかくの機会です。後悔しないように精一杯頑張ってください!

2011年度入学、奥平ゼミ