森脇滉人さん(富岡東高校卒)

岡山大学経済学部三回生の森脇滉人です。徳島県立富岡東高校です。これから私の大学生活をゼミと部活動の面から紹介させていただきます。よろしくお願いします。

まずは、ゼミについてお話させていただきます。私は岸田ゼミに所属しています。ゼミの活動の中で特に印象深かったのは前期に行われたディベート大会です。ディベート大会は、それぞれが持ち寄ったテーマに関して他のゼミと議論を行うもので、私たちのグループは「消費税を10%に増税すること」に反対しました。ディベートを行うためには、たくさんの知識を持っているのに加え、その知識を分かりやすく話すことが要求されます。私たちのグループは準備の段階で、各自が何冊もの書籍を読み、それをまとめて、自分の言葉で話せるように練習しました。その結果、本番でも全員が積極的に意見を話すことができ、よい議論ができました。グループで一つになって取り組むことは大変貴重な経験になりました。

次に、部活動についてお話させていただきます。私はウェイトトレーニング部に所属しています。部員は50人ほどおり、それぞれがパワーリフティングやボディビルに取り組んでいます。私はパワーリフティング、つまり重量挙げを専門としているのですが、周りの人には奇妙な目で見られます。ひたすら重たいものを持ち上げている私は奇抜に映るのでしょう。実は私自身、大学に入るまで筋トレには全く興味がありませんでした。そんな私がウェイトトレーニング部に入った理由は、心の底から尊敬できるカッコいい先輩がいたからです。その先輩は社交性があるにもかかわらず、周りの人と群れずにバーベルに向き合っていました。私はこんな人間になりたい!!と憧れました。

私のウェイトトレーニング部でのハイライトは、2回生のときの世界大会出場です。どうせやるからには一つでも上の成績を残したいと考えて練習した結果、幸運にも恵まれ、世界大会の出場権を獲得できました。世界大会はハンガリーで行われ、それにかかる費用は大変なものでしたが、後援会の方や地域の方々のご支援のおかげで出場することができました。本当に感謝しています。結果は5人中の5位と最下位でしたが、スクワット部門では185㎏を成功させ3位入賞することができました。

私のウェイトトレーニング部でのもうひとつのハイライトは、先月行われた全日本学生パワーリフティング選手権大会での団体優勝です。ウェイトトレーニング部では部の目標として、団体戦の全日本学生優勝を掲げています。しかし、近年はライバル校に敗れて2位になることが多く、部全体としても「今年こそは!」という気持ちがありました。ライバル校との戦力は拮抗しており、本番まで結果が見えない厳しい状況でしたが、なんとか優勝することができました。これでウェイトトレーニング部、通算11度目の全国制覇です。本当に嬉しかったです。 



私は今後の目標が2つあります。まずはじめの目標は来年の世界大会で優勝することです。昨年の世界大会を最下位で終わった悔しさを糧に、どうやったら世界チャンピオンになれるのか、そのためにどのような練習をすればよいのかを考えてきました。今年は世界大会の予選で失格してしまい出場が叶いません。来年は、岡山大学の学生として迎えられる最後の大会です。最高の結果をだすためにできることを確実にしていきたいと考えています。

2つ目の目標は、来年の全日本学生選手権においてウェイトトレーニング部が2連覇することです。私はもうすぐ幹部となり、部活において中心的役割を担うことになります。私自身、団体優勝したい気持ちは強いです。それに加え、今までウェイトトレーニング部でお世話になってきた分、全国連覇できるような部に成長させることで、少しでも恩返しできればと思います

 

2013年度入学、岸田ゼミ