森川里穂さん(坂出高校卒)

私の学生生活について紹介します。

岡山駅からマリンライナーに乗り、児島駅から瀬戸大橋をわたってすぐ止まる駅、坂出駅が、私が毎日使う駅です。自宅から自転車で約5分。ここから岡山大学に通い始めてもう3年目になりました。通学時間は電車約40分+自転車約20分の合計約1時間。これを長いと捉えるか、短いと捉えるかは人それぞれでしょう。

県外自宅生の私ですが、少し変わった部活動に所属しています。馬術部です。2012年に行われたロンドンオリンピックの時に法華津選手が話題になり、一躍有名になった、種目です。銀の匙という漫画でご存知になった人もいるでしょうか。 

岡山大学馬術部は毎年、全日本学生馬術大会(馬術のインカレ)に出場し、中国四国地区のなかで優勝争いをしている強豪校です。ですが、部員のほとんどが大学から馬術をはじめています。当然私も、大学から馬術を始めた初心者です。入部のきっかけは、体験乗馬に友達と一緒に行き、いつのまにか入部していました。

馬術部の活動は、早朝練習からスタートします。部員の集合はAM5:30。毎日4:30に起床し、4:56の始発に乗り、部活に参加しています。この生活を火曜から日曜まで繰り返します。当然、部員のほとんどは大学の近くに住む下宿生です。自宅生の部員すら珍しい上、電車通学はまれだそうです。私が知る電車通学のOBは1名だけです。

私が馬術部を続けている理由は、同期の存在と、毎日、私を乗せてくれる馬の存在です。同期は半分以上が辞めました。一人、また一人が辞めていくたびに、残った同期の絆は深くなりました。今の6人は宝物です。今、副担当ですが、テンシノザールという馬に毎日、接しています。馬は人間と同様、良い状態の日もあれば、絶不調の日もあります。そんな日々の中で、自分の思い通りに馬が動いてくれるときがたまにあります。本当に楽しくて感動します。

馬術部は部員だけでは活動できません。監督コーチ陣を始め、獣医さん、装蹄師さん、などなど、様々な年代の大人の人と接します。これが他の部活とは異なる点でしょう。 3年生になり、残る馬術部生活はもう半分もありません。テンシノザールとともに、悔いのないよう過ごしていきたいです。

 

大学生活で馬術だけをして3年目を迎えたわけではありません。去年、「隣人を知ろう!」という、経済学部のプログラムで、夏休みに7泊8日で中国へ研修に行きました。韓国人10人、岡山大学生10人で北京へ研修に行ったのですが、中国語も韓国語も勉強していません。通訳さん以外の中国人、韓国人との交流はすべて英語で行いました。最初は、相手の英語が全然聞き取れず、コミュニケーションが取れませんでした。自分の英語力の低さを感じるばかりでしたが、2,3日経つと、だんだん耳が慣れ、聞き取れるようになり、最終的にはゆっくりですが、自分が言いたいことを英語で伝えることができ、中国人や韓国人とコミュニケーション取れるようになりました。英語はあくまでツールであり、大事なのは伝えようとする意思なのだということを感じた中国研修でした。

今年、8/22から4週間、イギリスにあるヨーク大学に語学研修にいくことが決まりました。初の英語圏です。去年より多くのものを学んで日本に帰ってきたいです。

2013年度入学、福士ゼミ