日髙 優一郎 ゼミ

日髙 優一郎(准教授)
「理論と実践の往復」を大切に

1~2年次の基礎研究では、何をするのですか?

マーケティングに関する「ケーススタディ」を行います。

皆さんには「あの商品はなぜヒットしているのか?」、「市場攻略のカギは何だったのか?」と気になる商品やサービスはありませんか。マーケティングは、ヒット商品を生み出し、市場を創造する活動です。ケーススタディは、実在する企業が実際に直面したマーケティング戦略における岐路を取り上げて、「自分が担当マネージャーなら、その状況でどのようなマーケティング戦略をたてるか」を考えた上でディスカッションを行い、その事例の中に潜む理論的ポイントを学ぶ方法です。その主な目的は、マーケティングの理論を「理解する」ことに加えて自分で「使える」ようになることにあります。自転車に乗る感覚を掴んだ時のように、自分でやってから考える、マーケティングの理論を実践的に学ぶという点が特徴です。 


      

 3~4年次の卒業研究では、どんなことをするのですか?

実際の商品に関する「マーケティングリサーチ・プロジェクト」に取り組みます。

ケーススタディを重ねて、マーケティングの理論に対する理解を深めます。そのうえで、これまで学んできた理論を使いながら、1つの商品を取り上げて、実践の現場から現状の課題と更なるヒットのためのアイデアを抽出してその可能性を検証するマーケティングリサーチに取り組みます。これまで学んできたマーケティングの理論を自分で使って具体的な商品の提言を行うため、就職した後に仕事を行う上での市場志向・顧客志向の仕事の進め方やその中で大切にすべきポイントが経験的に理解できるのではないかと思っています。

     

先生がゼミで大切にしていることは何ですか?

「理論と実践の往復」を大切にしています。

マーケティングの理論は、それだけを見ればどうしても平板に感じるところがあるのではないかと思います。では、それが無用の長物かというとそうではないと思います。マーケティングの理論は、実践の現場から眺めた時に、「そういうことか」、「たしかに!」と腑に落ちて新たな気づきを提供してくれるものだと思います。だから、実践的に学んで理論の理解を深めつつ、学んだ理論を使って実践に取り組むことを大切にしようと考えています。マーケティングの理論を学ぶことで、今まで何気なく見ていたあの広告の戦略的な意味に気づいたり、就職した後に、実践の現場に潜んでいるチャンスを見逃さず、担当する市場や顧客へのアプローチを自分で的確に組み立てていける能力を高めて欲しいと考えています。

 

                

ゼミ生の声
  • 日高ゼミの魅力は、教科書では学ぶことのできない実践的な知識や経験が得られるところです。ケーススタディでは、身近な具体例を用いて考えることが多く、グループディスカッションを中心に行われる為、ゼミ生全員が主体的に活動に取り組んでいます。グループは3~4人と少人数で、一人一人の発言の機会がとても多くあります。発言することが苦手でも、友人と話をする感覚で発言でき、楽しくディスカッションを進めることができます。また、グループで1つの意見をまとめる為、グループ内で意見が対立することもあります。相手を納得させる為に、自分の意見を如何にして相手に分かりやすく、根拠を持って説明すればよいかを心掛けるので、論理立てて発言する力も身に付きます。自分だけではたどり着かなかったような、面白い視点を持った意見もたくさんあって、自分への刺激にもなりますし、より柔軟な考えをすることに繋がります。   廣内志帆(現2年生)
  • 日高ゼミでは、企業で行われるようなマーケティング活動を疑似体験することができます。「どうすれば現状の課題を解決できるのか」「どうすれば顧客のニーズに合った商品をつくることができるのか」、こういった実際に企業で行われているような活動を体験することは、難しさもありますが面白いです。また、商品の企画から最終プレゼンまでの一連のプロセスを通して、発想力や企画力・プレゼン能力といった、就職活動や就職してからの現場でも使える能力を総合的に身につけることができます。ゼミの雰囲気も和気あいあいとしていて明るく、マーケティングを実践的かつ楽しく学びたい人にはぴったりのゼミだと思います。   森山みゆう(現3年生)