新村 聡 ゼミ

新村 聡 (教授)
経済学史 :アダム・スミスの思想を通じて現代の日本と世界の経済と社会を見る眼を養う

ゼミの内容

新村ゼミでは、『国富論』や『道徳感情論』を著したイギリスの経済学者アダム・スミスの思想を読み解くことを通じて、現代の日本と世界の経済と社会を見る眼をゼミ生全員で養っていくことを目的として勉強しています。

具体的には、毎週二人の報告者が『国富論』の担当箇所についてゼミ討論の「論点」を3つずつ考えて、ゼミの前週水曜日までにゼミ生全員にメールで送付します。ゼミ生各人は、『国富論』を読み、6つの「論点」に関する自分の意見を各人のゼミ・ノートに書きます。ゼミ当日は、二人の報告者がレジュメを配布して要旨を報告したあと、4~5人ずつの少人数グループに分かれて(各グループのメンバーは毎週変更します),約30分間「論点」について討論します。

また、各人がテキストを読んでいて疑問に思ったところや興味を持ったところ、他のゼミ生の意見や考えを聞きたいところについても話し合います。自分が読んでいてよく分からなかったところが理解できるようになるだけでなく、他のゼミ生がどのようなことに興味を持ったかや、自分が見逃していた重要箇所をより深く知ることができるため、集団の相乗効果で多くの知識と深い理解を得られます。そして、多くの論点を話し合う中でゼミ生同士の会話も自然に弾んでいきます。

最後に、各グループの書記が代表的な意見をまとめて発表し、新村先生が総括的なコメントを話されます。私たちの話し合いの中でうまく論点がまとまらなかった場合にも、新村先生がわかりやすい例をあげたり図で示したりして解説をしてくださるため、理解が深まります。

ゼミの進行

私たちのゼミでは、月曜の4限、5限に2、3回生合同で行っています。4限目には、上述のように、『国富論』を少人数グループに分かれて討論します。5限目には、毎週一人ずつ自分が興味を持ったテーマについて個人研究発表をします。2回生はゼミ・レポート(A4で5枚程度)を発表し、3回生はゼミ論文(A4で10枚程度)を執筆し、4回生ではそれを発展させて卒業研究または卒業論文(A4で15枚以上)に取り組みます。

発表の後には、ゼミ生全員が感想を述べて質問し、全員の理解を深めるとともに、報告者がさらに考えるべき課題を明かにします。

ゼミ室以外での活動

新村先生と私たちゼミ生同士の親睦を深めるために、年に数回、さまざまな形のイベント(お花見、バーベキュー、コンパ、ゼミ旅行など)を行います。また、4回生の先輩から就職活動についての経験談とアドバイスをお聞きする機会を毎年設けていただいています。

井戸本健亮(岡山県立笠岡高校出身、2013年度入学)