「各国経済・ビジネス事情 in English 2」授業紹介

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「各国経済・ビジネス事情 in English 2」授業紹介

経済学部専門科目「各国経済・ビジネス事情 in English 2」では毎回外部の講師をお招きして、英語で講義を聴き、講義内容に関連したディスカッションやロールプレイなどを英語で行っています。10月はロンドン大学(UCL IOE)で経済・ビジネス教育を専門に研究されているJacek Brant先生をお招きして3回にわたり授業をしていただきました。

1時間めの授業では、まず ‘What is creativity?’という問いとともに創造力、創造性について興味深いディスカッションを行ったあと、その創造力を活用して1つめのワークショップ、地域開発委員会ロールプレイを行いました。架空の島Obaharutamaの地域開発のため、それぞれがChair、Health、 Education、Industry、General Purposeの代表委員となって与えられた予算で支出計画を立てるというミッションに各グループは活発にディスカッションを行っていました。

2時間目の授業では同じ架空の島Obaharutamaの主要産業であるKemiko化学工場内でおきた汚染問題について、経営者、労働組合、住民の3グループに分かれ、グループ毎に交渉戦略を練った後、解決策をめぐって全体で議論を戦わせました。

 

3時間目は4つのグループが先進国、新興国、発展途上国に分かれ、それぞれがもつ資源を活用して、トレードを行うという Trading Gameを行いました。ロールプレイゲームとはいえ、新興国は限られた資源をどのように活用するか知恵を巡らせ、途上国は「持たざる悲劇」を身を持って経験することとなりました。

3種類のロールプレイはどれもが具体的かつ、ある程度複雑な設定のなかで、自分の考えをまとめ、英語で発信することを要求されるチャレンジングなアクティビティでしたが、創造力を発揮して役を演じることは楽しい経験でもあったことが、S-Tシャトルカードに書かれた学生のコメントからはうかがえました。そして、相手と自分との妥協点を見出す交渉の難しさ、大切さを英語で学ぶことのできた貴重な時間となりました。