岡山市長が講義(2014年度「現代地方自治経営論」)

10月3日、平成26年度の経済学部特殊講義「現代地方自治経営論」が開講し、岡山市長の大森雅夫氏による講義が行われました。

松本学部長のあいさつに続き、演壇に立った大森市長は、冒頭、日本が直面するさまざまな課題の解決には、「流れを見る魚の目」、「1つ1つを細かく見る虫の目」、「全体を俯瞰する鳥の目」の3つの視点を持つことが重要であると述べられました。

続いて、岡山が抱える課題について、自動車依存をはじめとした多くの社会問題が発生する一方、少子高齢化・人口減少社会への対応として、都市機能の集積や公共交通機関の整備等が急務であるとし、具体的な事例を題材に、課題解決のための政策等について説明が行われました。
また、年内に予定されている大型ショッピングモールの進出のためのインフラ整備の進行状況や、来月岡山で開催されるユネスコ世界会議等を通じて、まだ知られていない岡山の魅力を世界にアピールし、岡山発の情報発信をしていくことの重要性について、その熱い思いを語られました。
最後に、学生に対し「広い視野を持って、多くのことにチャレンジしてほしい」との期待を込めた激励の言葉で講義を終えられました。

今回の受講学生数は約250名。受講した学生からは、「理想論だけではなく、課題への具体的な解決策も提示した説明であったので非常にわかりやすかった」、「岡山の住民の意識について新たな発見があった」等、非常に有意義であったとの感想が多く寄せられました。

講演中の大森市長
質問する学生