平田良さん(みずほ信託銀行)

平田さんはみずほ信託銀行に勤務されていますが、現在の仕事内容について教えて下さい。

現在は、みずほ信託銀行で不動産仲介業務を行う部署に所属しています。銀行業務というと融資業務や預金業務を一番に思い浮かべるかもしれませんが、実際にはみずほの業務の幅は極めて幅広く、グループ内各社で様々な業務を行っています。私の勤務するみずほ信託銀行が行っている不動産仲介業務もその一つです。具体的には、不動産の売買においては高く売りたいという売主のニーズと安く買いたいという買主のニーズ、相反する2つのニーズが存在しています。私達、不動産仲介業者は売主と買主の間に立ち、不動産に関する専門知識をもって不動産の売買のサポートを行います。そして売主と買主のニーズを集約し、不動産の売買を実現するのが私達の業務です。

前任のみずほ銀行の営業店にいた時は皆様がイメージされる、融資業務や預金業務に主に従事していました。その時とはかなり毛色の違う業務ですが、不動産という目に見えるものを扱う仕事であること、取り扱う物件の金額が大きいこと、など営業店勤務とはまた違う魅力のある業務だと思っています。

平田さんは入行されて2015年4月で4年目ですが、これまでにどのような業務を担当されましたか?

入行後、東京都内のみずほ銀行の営業店に配属となりました。 1年目は、各種研修、営業店でのOJTを通じて銀行の3大業務である預金、為替、貸出業務に対する理解を深めました。 2年目以降は、法人のお客さまを担当し、融資業務を中心に、様々な商品のご提案を行いました。そして3年目の2月に信託銀行に異動になり4月から現在の部署に所属しています。

金融業、特に銀行業務の魅力は?

私が銀行業務の魅力だと思うのは、業務内容の幅広さです。お客さまに提供しているサービス・商品の幅広さに加えて、お取引先の業種も幅広く多岐にわたっていることが銀行業の特徴だと思います。

企業が事業を行ううえで資金の調達や決済の必要性は必ず生じるため、銀行の取引先は業種に縛られず、全業種がお取引の対象といえます。商品・サービス、取引先などの面において、様々な業務を経験できることが銀行業の魅力の1つだと言えると思います。

銀行の営業店勤務から信託銀行の不動産部門に異動になった今、そのことはより強く実感しています。

様々な進路の中からみずほフィナンシャルグループを選んだ理由は?

大学時代、会計学を主に学習していたなかで、学んだ知識を活かした仕事をしたいという思いがあり、銀行で働くことを希望していました。就職活動を通して、銀行業界のなかでも最も業務範囲や営業範囲の広いメガバンクを志望するようになりました。

みずほを選んだ理由としては、当時よりみずほフィナンシャルグループはグループ内の銀行、信託銀行、証券会社の連携を非常に重視していました。そして他行に比べグループ各社を跨いだ様々な業務を経験できる土壌がみずほにはあるとの思いからみずほを選びました。

学生時代に積極的に取り組んだことは?

学生時代は会計プロフェッションコースで会計学の学習をしていました。その時に得た知識は銀行で働くようになってからも非常に役立っています。

後輩たちへのアドバイスをお願いします。

大学時代の学業以外の経験(部活・サークル・アルバイト等)から得られるものが社会に出て役に立つことがあります。学業はもちろんのことですが、学生時代の自由な時間に様々なご経験をされるといつか役に立つかもしれません。

2012年3月卒業、広島県立大門高校出身

(2015年6月)