沿革

岡山大学経済学部の沿革

岡山大学は、旧制岡山医科大学や、戦前のエリート養成教育機関とみなされていた旧制第六高等学校(以下、旧制六高、紹介PDF)を母体として設立されました。第六とついているように旧制高校の中でも設立は早く、明治33年でした。戦後の昭和40年4月に岡山大学法文学部に経済学科が設置され、そして、昭和55年4月に経済学部が単独の学部として創設された以降も、その伝統は引き継いでいます。この伝統は、皆さんにとっての無形の財産となります。目標となる先輩がいて、その先輩がかつてここで学んでいたということは、誇りにつながるだけでなく、皆さんにとっての自信になるに違いありません。

正門(発足当時)
旧法学科・経済学科研究室

 

 


岡山大学事務局
旧法文学部中講義室


黒正賞 – 受け継がれる伝統 –

黒正巌 像

岡山大学では、黒正巌先生の多大な貢献を記念して、毎年、卒業する学生の中で特に学業及び人物の優れた者に黒正賞を授与しています。旧制六高の校長であった黒正巌先生は,経済史の専門家としてすぐれた研究業績を残すとともに、岡山大学創立の礎を築いた人物としても知られています。現在の広大な岡山大学津島キャンパスは、黒正巌先生が岡山大学設立時に大蔵省との折衝により入手した旧軍用地です。


法文学部新館
時計塔からながめた正門通り


現在の大学(図書館)

年表

明治33年3月 第六高等学校を設立
昭和24年5月 岡山大学創立
法文学部/教育学部/理学部/医学部/医学部附属病院/農学部/放射能泉研究所/附属図書館
昭和52年4月 大学院経済学研究科(修士課程)を設置
昭和55年4月 法文学部から文学部、法学部(同第二部)、経済学部(同第二部)を分離・改組
平成5年4月 大学院文化科学研究科を設置
平成16年4月 大学院文化科学研究科を改組
経済学部第二部を夜間主コースへ改組
平成18年4月 大学院を社会文化科学研究科へ改組・名称変更し組織経営専攻(ビジネス・スクール)を新設
平成20年4月 経済学部経営・会計コースを分離し、組織経営コース、会計プロフェッションコースを設置
平成28年4月 カリキュラム改革(昼間コースにユニット・モジュール制を導入、夜間主コースに総合学修コースと実践力強化コースを設置)